大江神社
昔は夕陽山とも言われ、上町台地に位置して西側が急傾斜の崖をなし、海が入り込んでいたためこの地から難波の海を一望することが出来た夕陽丘に大江神社は鎮座されています。
大江神社は、上之宮、小儀、土塔、河堀、堀越、久保の各神社と共に天王寺七宮と称し、四天王寺の鎮守の社としてお祀りされていました。
ご祭神としまして、
豊受大神(とようけのおおかみ)
素盞鳴命(すさのおのみこと)
欽明天皇(きんめいてんのう)
大己貴命(おおなむじなのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
の五柱をお祀りしております。
摂末社は日吉稲荷社、履物・羽呉神社、大江護国神社(山口藩殉難諸士招魂碑)
※明治3年(1870)山口藩が鎮祀、同藩の志士48名の霊を祀る。
境内には「あかあかと日はつれなくも秋の風」という芭蕉の句碑があります。文化14年(1817)大坂の俳人三津人によって建てられたものです。
行事としまして、正月、節分祭、夏祭、例祭、七五三詣り、大みそか(大祓式)などがあり、夏祭には、地域の方々、町会、青年会等の大勢の方達にご協力をいただき、だんじり、おみこし、手作りの夜店も年々にぎやかに、大江太鼓クラブの奉納太鼓に抽選会と、氏神さまを盛りあげていただいております。
また、大みそかでは、虎の狛犬・・・・狛虎の福銭を新年明けより参拝の方に授与させていただいております。
谷町筋と松屋町筋という大通りにはさまれたところにありながら、とても静かな神々
の森を感じる空間です。